分断されないための努力
先日録画していた、NHKBS1で放送の『シリーズ リアルサウンドが伝える世界「殺人者34万人の帰郷~ルワンダ虐殺22年目~」』
をみました。
衝撃的でした。
1994年にルワンダでおきた、フツ族によるツチ族の大虐殺。80万人以上!が殺されました。
虐殺に加わり逮捕されたおよそ34万人!その人たちが今、刑期を終えて、地元に戻って来ているらしい。(ルワンダは死刑制度がない)
釈放された一人の男を追ったドキュメンタリー。
そもそもフツ族とツチ族の対立は元を糾せば、ベルギーの植民地政策として、あまり違いが明確でなかった民族を、明確化し、少数派のツチを国の重要ポストに重用しました。だから多数派のフツは不満を募らせ対立が深まったんですね。
殺した人と、襲われた人や身内を殺された人達が共に暮らす。ルワンダはこれから相当難しいことをしていかなければなりません。釈放された男を「許す」といった被害者親族の男性は、しかし、加害男性と一切目を合わさなかったのが印象的でした。人の心とはそういうものだと思います。
さて、分断政策は為政者の常套手段。国民が団結されると大きな力になり、困るのです。支配のための分断です。
大阪では維新政治が、市民を分断するのに躍起です。
「高齢者と若者」「公務員と市民」「生活保護を受給する人とそうでない人」「教職員と生徒・保護者」などなど…。
この分断政策が一定浸透し、維新は「人気」を博し、今大阪は大変深刻な状態になっています。
格差と貧困は広がり、「子どもの貧困」は全国ワースト2位。大阪への教職志願者は激減(´・ω・`)「公募校長」や「公募区長」も不祥事続き…( ;∀;)
「分断」を持ち込むことによる弊害は計り知れません。罪は大きいです。
この「分断」を乗り越えるために、私たち市民は、意識的に努力して「共同」を作っていかないといけないんだと思います。
考え方などいろんな違いがありながらも、「分断政策」に負けない「共同」を。
みんなでよ~く話し合って、考え、「これ、ええんちゃう?」を見つけていく機会や場所を地道につくっいきたいともいます。
〇日本共産党が考える「維新」政治の問題点・解決策を知りたい方はこちら↓
「維新」政治どうみる Q&A①「改憲反対勢力」つぶし/日本共産党大阪府委員会
(つきお)